Works — コンサルティング・新規事業・受注実績

Consulting

コンサルティング

製造業・産業インフラ・金融を中心に、レガシーシステムのモダナイゼーションとAIの業務適用を一貫して担当してきました。共通しているのは、いきなり技術を当てるのではなく、まず現場の業務を分解し、「何を残し、何を変え、何をやめるか」を判断できる状態にしてから 解決策を設計するという進め方です。

担当してきた4つの役割

業務を分解して、判断できる形にする

現場ヒアリングから業務量の棚卸し、課題の構造化、As-Is/To-Be設計、BPRまで。

AIを業務に載せて、現場で使われる状態にする

ユースケース選定、AIエージェント設計、要件定義、開発チーム連携、ROI設計、定着支援。

データを集約して、AIが判断に使える形にする

欠損・分散・サイロ化したデータの集約、意味と関係のオントロジー設計、判断ルールの形式知化まで。

レガシー資産を可視化して、刷新を意思決定する

メインフレーム資産の棚卸し、依存関係の分析、統合・個別対応・廃止の仕分けと投資判断。

クライアント固有の情報は掲載できないため、各案件は全体像を図で示しています。ツール名は一般名詞に置き換えています。

保守サービス業務へのAIエージェント適用

産業インフラ / AI Transformation
2026 —
As-Isの手順を、AIエージェントと人のレーンに割り振り直したTo-BeAs-IsTo-BeAIエージェント人前提の確認資料をさがす過去事例参照情報を転記不足を補記体裁を整える抜け漏れ確認資料を登録条件を入力要件を理解・整理データを検索抽出・転記・整形報告書を生成結果を確認・補記指摘を反映誤字脱字チェック最終確認参照と転記をAIが代替する青=AIが担う/橙=人が担う

探す・転記するをAIに移し、人の時間を判断に集中させた。

現行業務を手順に分解すると、資料を探す・過去事例を探す・情報を転記する・不足を補記する、の4手順に工数が集中していた。部門の全業務量(年間約6.8万時間)を実測して効果の分母を定めたうえで、この4手順をAIエージェントに移し、人には登録・条件入力と、生成結果の確認・補記だけを残す構成にしている。

ROLEPM(全体12名を統括)/業務チームリーダー
SCALE全12名/3部門横断

産業インフラ機器の保守サービス部門に、AIエージェントを適用して業務を自動化・省人化するプロジェクト。構想フェーズから現場導入まで一貫して推進している。

課題

  • ナレッジ探索と文書作成が熟練者に依存し、業務負荷が高い
  • どの業務にAIを当てれば効果が出るかが定まっていない
  • 基幹の保守DBをAIがそのまま参照できない

実施内容

  • 部門の全業務を年間工数ベースで実測し、AI適用効果の分母を定めたうえでユースケースを選定
  • AIと人の役割分担を定めたTo-Be業務フローと要件を定義
  • 開発チームへの要件連携、ROI設計、段階導入の設計
  • 業務チームメンバーの成果物レビューと、新規参画者へのオンボーディング

成果

  • 部門の全業務量を年間約6.8万時間と実測し、6ユースケースを優先順位づけ
  • 3か年で年間約4万時間の削減を目指すロードマップを、経営の投資判断資料としてまとめた
  • 初年度第1四半期時点で、対象業務の工数を30%削減し当期目標に到達

製造業における AI Ready Data 構築

製造業(保守・営業領域) / Data & AI Ready
2026 —
現状のデータをデータエンジニアリングで整備しAI Ready Dataにする現状のデータAI Ready Data台帳系のデータ文書・履歴の断片同じ対象に結合文脈としてつながる関係意味文脈関係意味文脈データエンジニアリングオントロジー意味と関係の型ナレッジグラフ実体と値を接続コンテキスト判断ルール化根拠を示して、業務に合う回答ができる

散在するデータに意味と関係を与え、AIが判断に使える形にした。

現状は、台帳系のデータは表ごとにキーが異なり、文書系は断片が並ぶだけで意味も関係も持たない。意味と関係の型を定義し(オントロジー)、実在する対象と値を型に従って接続し(ナレッジグラフ)、熟練者の判断基準を判断ルールとして形式知化する(コンテキスト)。この三つが揃って初めて、AIは根拠を示して業務に合う答えを返せる。

ROLEPM(全体6名を統括)/UC設計・オントロジー設計
SCALE全6名/2部門横断

AI活用がPoC止まりになる主因「AIが解釈できないデータ」に対し、AI Ready Data構築の方法論を設計するサービス開発。

課題

  • データが部門ごとに分散し、同一の顧客・設備として結合できない
  • 意味・来歴・定義が失われ、値の解釈ができない
  • 熟練者の判断基準が暗黙知のまま形式化されていない

実施内容

  • 業務・主要顧客分析からユースケースを設計し、優先度を評価
  • 必要なデータ要件を定義し、保有状況と提供可否を確認
  • オントロジー設計と、判断ルールの形式知化

成果

  • AI Ready Data構築の方法論・成果物体系・役割分担を定義
  • 保有データを起点とした営業ユースケースを設計し、優先案を特定
  • 欠損・分散・サイロ化していたデータを集約し、オントロジーを構築
  • 現時点は一部の業務データでの試行段階。効果を確かめながらPoVを推進中

工場メインフレームシステム脱却

製造業 / Legacy Modernization
2025 — 2026
業務プロセスの可視化からTo-Be方針の検討まで業務プロセスの可視化現場ヒアリングと設計書・台帳から全体像を1枚に起こす受注・出荷在庫・物流生産・製番品質・調達会計・決算保守サービスTo-Be方針の検討受注・出荷→他拠点へ統合し標準化在庫・物流→他拠点へ統合し標準化会計・決算→他拠点へ統合し標準化保守サービス←自拠点を開いて共通利用品質・調達■利用実態がなく廃止生産・製番■代替できず個別に移行全業務のうち移行は27%だけ

全資産の移行という前提を崩し、統合と移行を切り分けて投資を圧縮した。

現場ヒアリングと設計書・台帳・稼働実績を突き合わせ、数百枚規模の業務プロセスを起こした。当初は全資産をマイグレーションする前提で費用が大きく膨らんでいたが、業務を分析して他拠点へ統合できるものと、実際に移行が必要なものを切り分け、BPRによる業務統合と投資額の圧縮を同時に成立させている。

ROLE業務可視化推進/To-Be方針策定
SCALE全20名/業務可視化チームをリード(直下2名)

2028年にサポートが終了するメインフレームからの脱却を検討するプロジェクト。業務・システム資産・利用実績を突き合わせ、移行方針の意思決定を支援した。

課題

  • 業務とシステムの対応が不明で、実態を正確に把握できない
  • 全資産を移行する前提で試算され、投資額が合意できる水準を超えていた
  • 何を残し、何を捨てるかの判断材料がない

実施内容

  • IT部門・業務部門へのヒアリングで現状業務を整理し、資産と紐づけ
  • 稼働ログから利用が確認できない資産を特定
  • 2拠点間の業務Fit&Gap分析と、経営層向け説明資料の作成
  • メンバーの分析アウトプットのレビューと、新規参画者への案件背景の共有

成果

  • 数十万ステップ・数千本規模の資産を業務領域別に棚卸し
  • 数百枚規模の業務プロセスを起こし、他拠点との重複を定量化
  • 移行対象を全体の27%まで絞り込み、進行中だった大規模マイグレーションを中断する経営判断につながった

COBOL→Java変換プロセスの可視化と、課題4工程の効率化

SI生産性向上 / Legacy Modernization
2025
工数が集中する4工程で、従来に対し効率化後は約6割削減。変換プロセス全体では約1割の圧縮。全17工程COBOL → Java 変換プロセス全17工程工数が集中する4工程従来効率化後約6割削減変換プロセス全体約1割の圧縮

全17工程を可視化し、最も重い4工程の工数を約6割削減した。

一括りに扱われていた変換作業を17工程に分解して工数を測り、最も重い4工程を特定。そこにシステム可視化ツールの静的解析出力と生成AIを組み合わせ、対象工程の工数を約6割削減した。変換プロセス全体でみると約1割の圧縮にあたる。

ROLEPM(全体推進)
SCALE全6名(国内3部門+海外パートナー2社を統括/直下4名)

レガシーマイグレーションのSI生産性を上げるため、COBOL→Java変換の全工程を可視化し、 工数が集中する工程を特定したうえで、システム可視化ツールの静的解析出力と生成AIを 組み合わせて効率化した検証プログラム。PMとして全体を推進しました。

課題

  • 変換作業が一括りに扱われ、どの工程に工数が集中しているのか分からない
  • 生成AIがレガシー移行のどこに効くのか、判断する材料がない
  • ツール導入の是非を、感覚ではなく人月ベースで比較できない

実施内容

  • COBOL→Java変換の全17工程に分解し、工程ごとに工数と精度のベンチマークを作成
  • 工数が集中する4工程に、システム可視化ツールの静的解析出力と生成AIを組み合わせた変換プロセスを設計・検証
  • 海外パートナー2社との技術検証・仕様調整・進捗管理を、すべて英語で実施

成果

  • 工数が集中する4工程(SQL抽出・ファイルレイアウト抽出・API抽出・機能グルーピング)を特定し、その工数を約6割削減。変換プロセス全体では約1割の圧縮を実証
  • 3つの手法を人月ベースで比較し、投資判断の材料として提示
  • 効果が出た領域と、「変換率向上は定量評価に至らず」「同値性検証への寄与は限定的」という限界を分けて報告

モダナイゼーション As-Is 分析ソリューションの開発

金融 / Methodology Design
2026 —
INPUT|資産をAIによる解析にかけ、OUTPUT|判断材料を出す。業務対応マップ、業務ロジック、利用状況、変化リスクINPUT|資産AIによる解析OUTPUT|判断材料技術資産ソース・DB実行ログ業務資産マニュアル帳票・業務フロー業務構造の復元プログラムを業務機能へ多面的な評価利用状況・重要度複雑性1. 業務対応マップ2. 業務ロジック3. 利用状況4. 変化リスク

レガシー資産を入れると、刷新を判断できる材料が出てくる形にした。

ソースコードやDB定義といった技術資産に、業務マニュアルや帳票などの業務資産を突き合わせて取り込む。AIがプログラム単位の情報を業務機能単位に組み替え、利用状況・重要度・複雑性で評価することで、経営層が刷新方針と優先順位を判断できる分析ファクトを生成する。

ROLEAs-Is分析のSME/主たる設計者
SCALE複数社協業の大規模プログラム

モダナイゼーションを立ち上げるには、レガシーの現状を可視化し、経営層が投資を判断できる材料が要る。それを生成AIで自動生成するソリューションを開発中で、その方法論そのものを設計している。

課題

  • 「モダナイアセスメントとは何を出すことか」が定義されていない
  • 刷新の判断根拠となる情報が揃っていない
  • ソースコードを渡せば分析できる、という期待が先行している

実施内容

  • 成果物体系を6つに定義し、含める項目を設計
  • 生成に必要なInput情報を7分類に体系化し、充足度を評価
  • 6成果物すべての試作サンプルを作成

成果

  • 対象範囲・優先順位・刷新方針・初期着手候補を比較できる形に整理
  • 優先領域・概算コスト・効果仮説・移行計画を具体化し、次フェーズの合意形成につなげる
  • 成果物体系とInput要件をプロジェクトの共通仕様として展開

モダナイゼーション標準プロセスの策定

社内横断 / Methodology Design
2025
移行方針の策定→移行計画の具体化→プロジェクト立ち上げの3フェーズ、全11プロセス。各プロセスの入力・作業・出力を定義。成果物:移行計画書、RFP、ほか6種標準プロセス全11プロセス移行方針の策定移行計画の具体化プロジェクト立ち上げ各プロセスの入力・作業・出力を定義成果物移行計画書RFPほか6種

属人化していた進め方を、5組織が同じ手順で回せる形にした。

移行方針の策定からプロジェクト立ち上げまでを3フェーズ11プロセスに分解し、各プロセスの入力・作業・出力と、移行計画書やRFPを含む成果物8種を定義した。担当者の経験に依存していた進め方を、5組織が同じ手順で回せる形にしている。

ROLE主担当/標準プロセス設計・定義書執筆
SCALE全3名(主担当としてリード/直下2名)

グループのシステム開発部門を対象に、レガシーモダナイゼーション案件の標準プロセスを策定したプロジェクト。 システム可視化ツールと生成AIの活用、および海外開発パートナーとの連携を前提とした新しいデリバリーモデルの 立ち上げに伴うもので、主担当として定義書を執筆しました。

課題

  • 新設部門で案件の進め方が属人化し、担当者ごとに手順が違う
  • 移行方針の判断が、案件ごとの経験則に依存していた
  • 海外開発パートナーとの連携手順が定義されていない

実施内容

  • 移行方針策定からプロジェクト立ち上げまでを3フェーズ11プロセスに分解し、各プロセスの入力・作業・出力を定義
  • システム可視化ツールによる解析と、生成AI活用のPoCを標準プロセスに組み込み
  • 海外開発パートナーへのRFP発行から契約締結までの連携プロセスを設計し、関係5組織の役割分担をRACIで定義

成果

  • 移行計画書・RFPなど成果物8種を定義し、7Rs(再構築・移行・改修・維持・廃止など)による移行方針判断のフレームを標準化
  • 業務観点の変革必要性とシステム貢献度で評価する、モダナイゼーション領域マトリックスを設計
  • 属人化していた進め方を5組織が同一手順で実行できる形に標準化し、現在も案件の標準手順の一つとして運用中

基幹システムの構造可視化と刷新判断の支援

製造業 / Application Intelligence
2025
解析前から依存関係の可視化へ解析前ブラックボックス解析依存関係の可視化画面業務処理共通処理テーブル外部連携帳票高結合の処理改修時に影響が波及する箇所を特定

中身が見えなかったシステムを、影響範囲を判断できる状態にした。

システム可視化ツールでプログラム間の依存関係を解析し、どこを直すと何に影響するかを構造として示した。改修コストが膨らむ原因が特定できる。

ROLE分析SME/業務ロジック可視化
SCALE全6名

改修や機能追加のたびに多大な時間とコストがかかり改善が必要だったが、中身が完全なブラックボックスで手の付けようがなかった基幹システムを構造分析した8週間のPoC。可視化の結果、想定以上に複雑であることが判明し、パッケージへの置き換えを検討する判断材料になった。

課題

  • 改修のたびに影響調査とテストに膨大な時間がかかる
  • 当初の仮説(類似プログラムの乱立)が正しいかも分からない
  • 投資判断が「見かけの規模」に引きずられていた

実施内容

  • 設計書と業務マニュアルから、業務とシステム機能を紐づけ
  • システム可視化ツールで依存関係を解析し、業務観点で意味づけ
  • コメントと自動生成コードを分離した実質規模を算定

成果

  • システムの複雑性を可視化し、重要業務機能の依存関係が100以上のプログラムとDBにわたることが判明
  • 十数万行規模の依存関係を可視化し、改修工数が膨らむ原因を特定
  • 当初仮説を否定し、パッケージへ寄せる方針を提示

AIエージェント実行制御のPoCプロジェクト

横断 / AI Governance
2026 —
実行の流れを4段に分け、既存の統制と実行時の統制がどの段に効くかを重ねた図。実行の直前で止められる状態にする実行の流れ既存の統制実行時の統制依頼受付実行内容実行記録認証認可監査ログ実行直前の判定がない対象定義実行前判定許可遮断証跡記録ここから先は取り消せない実行の直前で止められる状態にする

AIエージェントを安全に実行できる仕組みを、実行時制御として検証している。

認証・認可は依頼の入口に、ログ・監査は結果の出口にしか効かず、正規の権限内で行われる不適切な実行はそのまま通る。ポリシーを実行の直前に適用し、取り消せない操作だけを止める構成を設計・検証している。

ROLE技術・市場評価/適用アーキテクチャ・評価フロー設計
SCALE全2名

AIエージェントが業務を実行するようになると、リスクは「誤答」から「誤実行」へ移る。ガードレールとポリシーを実行時に適用し、危険な操作だけを止められる状態にするためのランタイム制御ツールを評価・検証している。

課題

  • 発注・承認・送信など、取り消せない操作を止める仕組みがない
  • 既存の認証認可や監査ログは、実行の瞬間には介在しない
  • 止めすぎると現場で使われなくなる

実施内容

  • 実行フローを分解し、既存の統制手段とのギャップを分析
  • 自社エージェント環境への適用アーキテクチャを仮説設計
  • 検知率と過剰ブロック率を併せて見る検証シナリオを設計

成果

  • 実行時統制の必要性を市場データと国内ガイドラインで裏付け
  • 適用可否を判断するための確認事項を5領域に整理
  • トライアルとして検証を進行中
New business

新規事業開発

前職のコニカミノルタで、自社の視覚測定技術をSaaSとして事業化したプロジェクトです。初期メンバー3名の一人として参画し、ビジネスモデルの構築から市場開発、海外展開までを担当しました。支援する側ではなく、事業の損益に自分が責任を持つ側で関わった経験です。

事業立ち上げで担った3つのこと

技術を、対価が発生する事業の形にする

ビジネスモデルの構築、事業計画の策定、テストマーケティングによる市場開発。

売れる状態まで、自分で作る

BtoBの直接セールス、国内外パートナーとのチャネル拡大、受発注インフラの構築。

国内で作った型を、他の市場へ渡す

米国・欧州・中国・韓国の4市場への展開と、各拠点でのリリース。

コンサルティング案件ではなく、事業会社の当事者として関わったものです。

SaaS型AIサービスの新規事業立ち上げ

精密機器(前職) / New Business
2020 — 2024
EX感性 — AIデザイン解析サービスの事業開発から市場展開までEX感性 — AIデザイン解析サービス課題検証顧客ヒアリング企画・開発PoC〜製品化市場投入約2年海外展開4市場米国 · 欧州 · 中国 · 韓国計画を32%超過

保有技術を、対価が発生するSaaS事業にゼロから育てた。

視覚を測定する技術を、デザインの良し悪しを数値化するSaaSとして事業化した。企画から市場投入までを約2年、ローンチ後は9ヶ月で事業計画を32%上回る利益に到達し、国内モデルを4市場へ展開している。

ROLE新規ビジネス開発/事業運営の全領域
SCALE全5名/初期メンバー3名として参画

自社が保有する「人の視覚を測定する技術」を事業化するプロジェクト。3人の初期メンバーとして参画し、ビジネスモデルの構築から事業計画、市場開発、チャネル開拓、セールス、サポート、受発注インフラの構築まで、事業運営に必要な全領域に関与した。

課題

  • 保有技術はあるが、対価が発生する事業の形になっていなかった
  • 感性や見た目の評価は定性的で、購買の判断材料にならなかった
  • 国内市場だけでは目標とする事業規模に届かない

実施内容

  • ビジネスモデルを核とした事業企画の策定と、テストマーケティングによる市場開発
  • BtoBの直接セールスと、海外パートナーとの英語での連携によるチャネル拡大
  • プロダクト要件・UIデザインの支援と、SaaS受発注の社内外インフラ構築

成果

  • 1年でビジネスモデル・戦略・チャネル・インフラを整え、サービスをリリース
  • ローンチ後9ヶ月で年間KPIを早期達成し、事業計画を32%上回る利益を創出
  • 国内の成功モデルを米国・欧州・中国・韓国へ展開し、各拠点でのリリースを確定
Client work

受注・納品実績

EverMind合同会社として、AI映像解析システムを小売・医療領域で3件受注し、要件定義から設計・実装・納品まですべて単独で担当しました。3件はいずれも「映像から人の動きを検出し、業務価値のある指標に変換する」システムで、技術基盤を共通化しています。小売では売場改善に使う人流分析の効率化を、医療では手技評価の定量化による技能伝承を支援しています。

3件に共通する技術的な勘所

業務課題を、AIが判定できる条件に翻訳する

「商品に接触した」「購入した」「手技が上手い」を、計測可能なルールとして定義する。

長時間の映像を、破綻せずに処理する

8時間超の動画でもメモリが尽きないストリーミング設計、バッチ処理、進捗のリアルタイム配信。

現場が自分で動かせる状態まで作る

環境構築を自動化した配布インストーラ、非エンジニア向けのUI、Excelでの結果出力。

発注元は匿名(業界表記のみ)。映像に映る人物は顔にモザイク処理を適用しています。

INPUT
映像
店内カメラ/店頭カメラ/手術動画
DETECT
検出
YOLO / MediaPipe Pose
TRACK
追跡
BoT-SORT / SORT・軌跡マージ
LOGIC
行動ロジック
ドメイン固有の判定条件
OUTPUT
指標化
KPI・可視化・Excel出力

VMD Analysis

店舗内人流解析プラットフォーム
納品完了小売業のクライアント
VMD Analysis の解析結果画面。ヒートマップ、ゾーン統計、時間帯別人数推移を表示VMD Analysis のフローフィールド表示。来店客の移動方向を矢印で可視化し、ゾーン統計と時間帯別推移を併記
ヒートマップで滞留を、フローフィールドで移動方向を可視化する。プライバシー保護のため顔にモザイク処理を適用
PERIOD約3ヶ月
ROLE単独(要件定義〜納品)
STACKReact / FastAPI / YOLO11 / BoT-SORT / SQLite / WebSocket

店舗の防犯カメラ映像から来店客の動線と滞留を定量化し、売場づくりの検証に使えるデータへ変えるシステム。要件定義から納品まで単独で担当した。

課題

  • カメラ映像はあるが、滞留と回遊を定量化できていない
  • 売場づくりの良し悪しを、感覚ではなくデータで検証したい
  • ITに詳しくない店舗スタッフでも扱える必要がある

実施内容

  • 人物検出・追跡のAIパイプライン設計と実装
  • 売場区画をCanvas上で描いて定義できるゾーンエディタの開発
  • 実行環境を自動構築する配布インストーラの作成

成果

  • 8時間超の長時間動画でもメモリが破綻しない設計を実現
  • ゾーン別の通過人数・滞在時間・回遊をExcelで出力可能に
  • ITに詳しくない現場でも起動できる形で納品完了
技術的な核

8時間超の長時間動画でもメモリが破綻しないストリーミング設計。点群を保持せず固定メモリの累積器に加算し、完了した軌跡は周期的にDBへ退避する。さらに実行環境を自動構築する配布インストーラを同梱し、 ITに詳しくない現場でも動かせる状態まで作り込んだ。

店頭ショッパー行動分析システム

棚前行動の自動検出とショッパーマーケティング活用
納品完了小売・流通業のクライアント
店頭ショッパー行動分析システムの検出画面。棚前の来店客をIDつきで検出・追跡し、注目エリアを強調表示
棚前の来店客をIDつきで検出・追跡し、滞在を計測する。プライバシー保護のため顔にモザイク処理を適用
PERIOD約2ヶ月
ROLE単独(要件定義〜納品)
STACKNext.js / FastAPI / Celery / YOLOv8 / MediaPipe Pose

スーパーマーケットの店頭カメラ映像から棚前行動を検出し、ショッパーマーケティングに使えるデータを生成するシステム。

課題

  • 「棚の前で人が何をしているか」がデータになっていない
  • どの商品に手を伸ばし、どれを取ったのかが分からない
  • 施策の効果を数字で検証できない

実施内容

  • 「接触」「購入」を判定可能なルールへ翻訳して設計
  • 人物追跡と姿勢推定を組み合わせた行動認識の実装
  • 来店者数・滞在時間・接触率・転換率の出力機能

成果

  • 手首の位置と滞在時間から接触を判定するロジックを確立
  • 30分〜10時間の長時間動画をバッチ処理する構成を実現
  • 精度目標を要件として明示し、達成基準を定めて納品完了
この案件の本質は「翻訳」

抽象的な「商品接触」「購入」を、判定可能なルールに落とし込んだ。接触=手首が棚エリア内に一定時間以上滞在。購入=接触後に手が腰より低い位置へ移動(かご入れ)、または商品を持ったまま離脱。これはCVモデルを呼ぶだけでは到達しない、業務理解がないと書けないロジック。

MindMotionAI

外科手技のモーション解析・技能伝承プラットフォーム
納品完了自主開発から案件化医療・教育領域のクライアント
MindMotionAI の解析ダッシュボード。手技・器具の動き分析とフィードバックを表示MindMotionAI の採点比較画面。指導医と学習者の手技を並べ、骨格検出のオーバーレイとスコアを表示
解析ダッシュボード(左)と、指導医との手技比較(右)。総合スコアと各指標を並べて提示する
PERIOD約6ヶ月
ROLE単独(要件定義〜納品)
STACKNext.js / FastAPI / MediaPipe / YOLOv8 / SAM2 / WebSocket

手術動画から手・器具の動きを追跡し、外科手技を運動学的に定量評価するプラットフォーム。自主開発したプロトタイプが案件化し、受注・納品に至った。

課題

  • 外科手技の技能が暗黙知として個人に閉じている
  • 指導医の感覚評価に依存し、客観的な基準がない
  • 医療領域では「なぜその評価か」を説明できる必要がある

実施内容

  • 骨格推定・器具検出・追跡・視線推定を1本のパイプラインに統合
  • 外科教育の学術研究に紐づけた6つの評価指標を設計
  • 指導医の手技と1対1で比較できる採点モードの実装

成果

  • 手技を6指標で定量化し、総合スコアとして提示
  • 評価根拠を学術文献に紐づけ、説明可能な評価を担保
  • 自主開発のプロトタイプが案件化し、受注・納品完了
自分で作ったものが、仕事になった

プロトタイプ(Ver 0.1)を自主開発し、その価値が認められて案件化。Ver 0.2として受注・納品した。評価指標は外科教育の学術研究(SPARC・ICSAD等)に紐づけて設計しており、「なぜその点数なのか」を説明できることを重視している。

Also built

自主開発プロダクト

受注案件とは別に、生成AIを軸にしたプロダクトを4本開発・運営しています。

プロダクト解いている課題技術的な要点
ReSite AIWebサイトのリニューアル提案を、URLだけで自動生成6ステップのAIパイプライン。生成物をVisionで検証し、不合格なら自動修正
PostPilot AI自分の文体を保ったまま記事を書き続ける文体ガイドを構造化してプロンプトに埋め込み、資産として管理
フリマ出品自動化AI中古品の相場調査・価格決め・出品文作成の手間9テーブルのDB設計、非同期ジョブ、Docker構成。実務水準のWebアプリ
OOH認知診断屋外広告の効果を出稿前に定量的に示せない認知ファネルのモデル化。推定値は必ず「推定」と明示する設計